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いっちー95

松本 なわて通りのうさぎの話

2016年08月12日

 いっちー95 at 13:16  | Comments(0)
今日で、夏休み3日目。

3年前の2013年夏に妻と松本に旅行に来ている時に、松本 なわて通りの飲食店で飼われている、3匹のうさぎを見つけました。



可愛かったのですが、繋がれていて他の動物に襲われるんじゃないかと思ったり、松本は盆地なので夏は暑い。暑さに堪えられるか心配になりました。うさぎは暑さに弱い生き物です。

そこで、翌年の、2014年から毎年8月、僕は松本ぼんぼんの翌日にそのお店を訪れて、うさぎの様子を見て、飼い主のおじさんに話を聞くことにしました。

2014年に訪れたら、1匹減って2匹になっていました。1匹は病気になって死んでしまった、とのことでした。

2015年には、また1匹減っており、話を聞くと他の飼い主に貰われていったそうです。


その時に聞いたのですが、残り1匹のうさぎは暑くて横を流れている水の中に時々自分で入っていくのだとか。でも、うさぎは雑菌がついてしまうので、水に入ることを嫌います。それでも水の中に入っていくというのは、よっぽど、うさぎにとって耐え難い暑さを、感じているということです。

そして、今年(2016年、今日のこと)。
もう、うさぎの籠はありませんでした。話を聞こうと飼い主のおじさん話しかけてみたのですが、このおじさんだっけ?という疑問がわきました。実は別のおじさんでした。
別のおじさんに話を聞くと、先代(元のおじさん)は体調を壊してお店を引き継いで辞めてしまった。うさぎ1匹は、アルプス公園(だったかな?)、施設に引き取られたのだそう。
2015年の写真を見てもらっても、肌がかなり荒れているし、あと1年、生き延びられるかな、と心配していました。でも、プロに見てもらえる施設に行くことになったので、よかったんじゃないか、と思いました。

うさぎの飼い方を少し知っている僕達からすると、適切に飼えていないとは思うけど、そう批判するのも違うんな〜、と。

ペットは、飼い主によって、運命が左右されてしまうのだ、とか考えながら、結局、見守ることしかできませんでした。

松本なわて通りのうさぎ見守りプロジェクト、一旦完了です。  


月曜のダルさと起床時間健康法の話

2016年05月28日

 いっちー95 at 08:00  | Comments(0)
■月曜のダルさの正体
僕は、2000年に最初に入った会社を辞めずにいるので(会社側の事業再編によって所属する会社と会社名が変わりましたが)、今年で社会人17年目になります。


17年間、ずっと月曜が働いていて、ダルくて仕事のパフォーマンスが上がらない。それは、日曜に疲れを溜めないように活動を控えたり睡眠時間を減らしたりしても絶対にダルくて、少し機嫌が悪いという状態ずっと続いていました。

それがなぜかが、ずっと分からなかったのですが、やっと分かりました。
土日に、起床時間が平日より1~3時間遅いからです!

■やり方は簡単!
僕はシステムエンジニアという仕事をやっているのですが、どうしてもこの仕事は長時間労働、不規則労働になります。
席の周りを見ると過剰に太っていたり、顔色がいつも悪い人がいたりして、放っておくと自分もこうなる、という危機感が昔からありました。
健康に気を付けないと、長く働けないぞ、という危機感ですね。

それでいろいろな健康法を実践していました。
例えば、朝断食(AMに食事を採らない)というのも1年半くらいやっていますし、10分間の朝の運動ということで、腕立て150回含む筋トレとラジオ体操というのも何年か続けています。

それで、今自分の中で盛り上がっているのが、起床時間健康法。
具体的にやることは、以下。

①起床時間を決める(僕は、6:20)。就寝時に何時に起きるか自分に言い聞かせることによって、寝覚めをよくする(なるべく目覚ましなしで起きられるようにする)。
②僕は土曜の9:30からテニススクールに行っているのですが、土日のAMになるべく予定を入れるようにして、同じ時間に起床する。
③極力、平日に疲れを溜めた状態で土日を迎えない。
 平日の疲れが溜って土日を迎えた場合には、できれば土日の15時までに昼寝をしてカバーする。
④人生の中で、睡眠より大切なことはないと自覚する。
テレビやネットの時間より、友達や家族と過ごす時間より、さらには仕事の時間より睡眠が大切!、と言い切ってしまう。

■睡眠より大切なものはない
仕事柄、長時間残業について考えることは多いですが、いつも会社に遅く残っている人は、結局、「遅くまで残っているキャラ」になってしまっていると思います。
個々の仕事にデッドラインがありますが、退社時間にも自分でデッドラインを決めていかないと、何より大切な睡眠時間が確保できないと言い聞かせることが大切かなと。

なぜ、そこまで睡眠が大切かと言えば、人生の1/3は睡眠時間なんだから、他の時間がどれだけひどくても、睡眠時間が幸せであれば、人生の1/3は幸せだ、という考え方もあります。

加えて、残りの2/3の起きて活動している時間も、ちゃんと目覚めて健康的な状態で過ごせれば、(大したことをしていないくても、何かあって辛い時間であったとしても、)
やっぱり幸せな時間だったと言えるのではないかと思うんですよね。

個々の細かいノウハウ(寝つきをよくする方法など)は、いろいろ本も出ていますが、まず睡眠は人生で一番大切!と自覚することが大切なのです。

ということで、今日も普通に6:20に目覚めて、これを書いています。始めて数週間ですが、今のところ、月曜、いい感じで働けています。  


ディベートって何するの?②~つづいて否定側~

2015年11月17日

 いっちー95 at 07:05  | Comments(0)
つづいて、JDA(日本ディベート教会)の大会に出した、反対(否定)側の立論を以下に載せます。

否定側としては、その論題を実行(ヘイト・スピーチを法的に禁止する)と、○○というデメリットがあるから止めるべき、という立場です(保守派で論題を実行しない現状が正しいという立場です)。

多くのチームが採用したのが、ヘイト・スピーチを規制すると、何か発言したい人(表現者)の表現の自由が損なわれるというものでした。
ただ、単純に「表現の自由が損なわれる」と主張しても、「それで具体的にどのようなデメリットが発生するのか不明です」と賛成側から反論され、論破されます(具体的にどのような深刻性(深刻な問題)が発生するの?という感じです)。

なので、僕たちのチームとしては、表現の自由が損なわれ、表現する人が萎縮し、委縮したことにより、「日本の雇用が奪われる。在日外国人の犯罪者集団に対策ができず治安が悪化する」といった政策の失敗を招きます。また、政策の失敗というのは、ただ僕たちのチームが主張しているのではなくて、イギリス等の海外で実際に起こっていることです、というストーリーになっています(以下の文章参照)。

それから、以下の文章で、「固有性」というラベルが出てきますが、これは、この論題固有に、そのデメリットが本当に起こるかという話です。
以下の立論とは別の例ですが、「ヘイト・スピーチを規制すると、日本の財政が破綻する」というデメリットを主張したとしても、ヘイト・スピーチを規制しなくても、日本の財政が破綻するという話であれば、この論題を採用するかと関係ない話ですよね。
なので、否定側は、この論題固有に、そのデメリットが本当に起こるかを立証する必要があります。
またこれは、肯定側でも同様です。肯定側は、「ヘイト・スピーチ規制」固有に、肯定側が主張するメリットが本当に発生するかを立証する必要があります。

ということで、否定側立論を載せてみまーす。



否定立論 V1.1

デメリット 政策の失敗

固有性

1.何をヘイト・スピーチとすべきかの定義を厳密に行うことは困難です。

産経デジタル、2015年 より引用開始
多様な憎悪表現の中から、何を「規制すべき表現」として切り出すかという判断は現実には難しい。福岡大講師の桧垣伸次(ひがきしんじ)氏は「ヘイトスピーチと政治的発言は紙一重の側面がある。仮に規制するにしても対象範囲を厳格に限定しなければ、移民受け入れの賛否といった議論まで制限される恐れがある」と指摘する。<引用終了>

従って、プラン後には、人種等の政治的問題や歴史問題を論じることがヘイト・スピーチと結び付けられて制限される恐れがあります。

2.ヘイト・スピーチ規制は、被害者が不特定多数となるため、不特定多数の人が告訴をする恐れがあります。そのため、現行法に存在する侮辱罪・名誉棄損罪の場合と比べ、一層、言論が萎縮します。


発生過程

1.人権団体・左翼勢力は、歴史問題を真摯に論じる議論もヘイト・スピーチとして規制しようとするモチベーションがあります。左翼市民団体「ヘイト・スピーチに反対し、法規制を求める決議実行委員会」が言論活動に対して「言葉狩り」を行ったケースです。

産経WEST 2015年 より引用開始
http://www.sankei.com/west/news/150629/wst1506290003-n1.html
告知チラシには、ヘイトスピーチの法規制を求めるとともに、慰安婦の「強制連行」を否定する主張とヘイトスピーチを結びつけるような文言がみられた。安易に法規制をすれば、歴史認識をめぐる正当な言論活動に対する「言葉狩り」につながりかねない-と懸念する専門家の指摘も現実味を帯びる。<引用終了>


【解決性なし】2.ヘイトスピーチ規制が法制化することで、「ヘイト・スピーチは許されない」という規範意識、教育効果が起こります。
【解決性あり】2.肯定側立論の解決性でも述べられているとおり、ヘイトスピーチ規制が法制化することで、「ヘイト・スピーチは許されない」という規範意識、教育効果が起こります。この規範意識や教育効果はマイナス効果をうんでしまいます。

3.プラン後には、報道機関を含めた表現者は、ヘイト・スピーチとして批判されることを恐れ、外国人労働者受け入れ問題や歴史問題を真摯に論じることを自粛します。すなわち、言論の委縮が起こります。

ジャーナリスト 松沢 2015年 より引用開始
国の施策(しさく)として、外国人労働者の受け入れに反対する主張をするのもいいでしょう。北朝鮮や中国の人権侵害を批判するのもいい。しかし、それらに触れること自体を自粛し始める人たちが出てくる。それだけでなく、ヘイトスピーチを批判的に取り上げることまでが禁忌(きんき)になりかねない。とりわけ新聞やテレビのように、組織が大きく、管理する側の力が強いと萎縮効果が起きやすい。(中略)回りにどう思われようと、圧力を受けようと、自分の考え方を堂々と言えるほど、私らは強くないし、図太くない。私だって、飲み込む言葉はたくさんある。その程度の人間だからこそ、萎縮効果を私は恐れます。<引用終了>

4.実際にヘイト・スピーチ規制法が存在するイギリスで、言論の委縮が起こっています。

産経ニュース 2015年 より引用開始
http://www.sankei.com/premium/news/150508/prm1505080004-n1.html
問題となったのは、3月16日付のデーリー・メール紙に掲載された「私たちが話すことを許されない人種についての爆発的な真実」と題する同氏の寄稿だ。他紙やテレビなどでも報じられたことから大きな論争となっている。(中略)「人種問題を口にするだけで『レイシスト(差別主義者)』のレッテルが貼られるため、多くの人たちが恐ろしくてホンネを話せなくなってしまった」。<引用終了>

以上で述べた通り、1点目に、ヘイト・スピーチの定義に曖昧性があること。
2点目に、規制の教育効果により、表現者自身が自分の表現が倫理的に問題があると自分で考えてしまうことにより、例え告訴されなかったとしても、言論の自由の委縮が起こります。


深刻性

イギリスの事例のように、本音を話せない社会が作られ、政治問題を真摯に論じることがタブーとされると、政策の失敗を招くため、深刻な問題です。

産経ニュース 2015年 より引用開始
世界で最も言論の自由があるとされる英国で、言論“不自由”の問題が浮上している。英政府の平等人権委員会委員長を務めていたトレバー・フィリップス氏が「人種問題の議論を封印していた」と告白したためだ。反移民勢力の伸長(しんちょう)やイスラム過激派の問題の根が、そこにあるという。同氏は「英国をひどく傷つけた」とわびたが、今度は“危険人物”として逆に批判されている。(中略)「人種問題の議論をタブーにしたことが、逆に問題を深刻化させてしまった…多文化主義は美しく理想的だが、現実には隙間(すきま)だらけなのだ」。同氏はこう強調し、拙速(せっそく)な移民受け入れと多文化主義政策に誤りがあったとして懺悔(ざんげ)した。引用終了

日本に当てはめて考えると、移民政策の議論が十分に行われないために、日本の雇用が奪われる。在日外国人の犯罪者集団に対策ができず治安が悪化する。中国・韓国の反日的な主張(プロパガンダ)に対抗できずに、外交上不利になるといったデメリットが起こる可能性があります。
その影響は深刻です。





  


ディベートって何するの?~立論の話~

2015年11月12日

 いっちー95 at 06:57  | Comments(0)
競技ディベートをやるって具体的に何をやっているか分からない人も多いと思います。
僕も、始める前はイメージがつきませんでした。

僕は、STARクラブ ディベート道場というところで勉強しています。
まだ2年生ですが、僕なりの視点で書きます。


競技ディベートは、あるテーマ(論題)に対して、賛成(肯定)と反対(否定)に分かれて、自分の側が正しいことを主張するものです。
※賛成(肯定)と反対(否定)は、別の試合では、逆の立場になったりします。

最初に、自分の側の主張がなぜ正しいかという主張を出します。立論といいます。
やはり最初に説得力のある立論を出した方が、その後の試合が有利に進められます。

ディベーターは、テーマについてリサーチをした上で、立論の原稿を書きます。
それで、実際に、私が先日(11/7)に試合をしたJDA(日本ディベート教会)の大会に出した、賛成(肯定)側の立論を以下に載せます。

テーマ(論題)は、「日本は、公共の場におけるヘイトスピーチを法的に禁止すべきである」です。
なぜ現状の日本で、ヘイトスピーチを法的に禁止することが正しいかを主張する文章です。

では、長くなりますが、どうぞ♪



肯定立論

<論題>日本は、公共の場におけるヘイトスピーチを法的に禁止すべきである


メリット:ヘイトスピーチ被害の縮小

【現状分析】
1.日本で2000年代後半以降、インターネット上で人種主義に基づく差別発言を行うネット右翼が発生している。また、在特会等の在日朝鮮人などマイノリテイに対して、街頭でヘイトスピーチを行う団体が発生し問題となっている。

社会学者 岡本雅享 2013年より引用開始。   ※福岡県立大学人間社会学部准教授

日本では、2000年代後半から、インターネット上の2チャンネルなどで人種主義やゼノフォビア的な言説を交わす「ネット右翼」が顕在化し、2000年代後半からそのオフライン活動的な性格をもつ排外主義(極右)団体が続々と生まれ、過激な憎悪・差別発言を街頭で公然と放つようになった。
その代表的な存在とされる在特会ら極右団体が2013年に入って東京新大久保や大阪鶴橋のコリアタウンで主催した街宣活動は「朝鮮人ハ皆殺シ」「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」「鶴橋大虐殺を実行する」など、ジェノサイド(集団虐殺)の提唱までエスカレートしている。引用終了

2.このような状態であるにも関わらず、日本政府のヘイトスピーチ規制を含めた人種差別撤廃の取り組みについては致命的に遅れている状態のため、国連から何度も勧告を受けている。

弁護士 師岡 2015年より引用開始
以上述べたように、日本は国際人権基準の求める人種差別撤廃制度がないに等しく、国際的にも「致命的に取り組みが遅れて」いる状態であるため、人種差別撤廃委員会、自由権規約委員会などのあらゆる国連の人権監視機関から、整備するよう何度も勧告されている。」引用終了

【内因性】
1.現状分析1点目で述べた大久保や鶴橋の事例以外にも、ヘイトスピーチデモは全国各地で増加している。

NGO ヒューマンライツ・ナウ 2014 年より引用開始
そして、2012年以降、在特会と類似した排外主義的団体によるヘイト街宣の数は増加し、東京、大阪、神戸、京都、川崎、札幌などの都市で頻繁に行われるようになった。引用終了

2.Webサイト「ヘイトアクション・カウンター(2015年版)」の集計によると、2015年1月から9月までに、街宣・デモは、183件発生している(2015年 1年あたりに換算すると244件)。その中で、在特会のものが28件、在特会の元会長・桜井誠が在籍する「行動する保守」のものが14件ある。2015年に入ってもヘイト・スピーチ団体の勢いは衰えていないと言える。
※本資料の信頼性:一般人が集計。地図に時間、場所を明記しているためカウント上の重複はない。Webサイト、YouTube動画のリンク先が貼られており第三者が検証できる信頼性はある。

3.被害者が不特定多数である街頭でのヘイトスピーチは、現行法で規制することができません。

司法書士 半田 2015年より引用開始
ところで、「必要性」の議論に際しては、「現行法で対処できるのでは?」との疑問も浮かぶ。この点、ヘイト・スピーチが特定人・特定の集団に向けられたものであれば、刑法の侮辱罪・名誉毀損罪・脅迫罪・威力業務妨害罪・信用業務妨害罪、民法の不法行為等の対象となり得る。しかし、いずれも、これらは本来、特定の人に向けられた行為を想定したものであり、不特定の集団全体に向けられた場合は原則として適用できない。引用終了

【重要性】
1.マイノリティがヘイトスピーチの被害にあうと、体調不良、自信喪失など心身に悪影響を与え、自殺する可能性も高まりまるため深刻な問題です。

弁護士 師岡 2013年より引用開始
批判的人類理論の論者であり、自らもマイノリティであるマリ・マツダは、ヘイト・スピーチはマイノリティに対し、「芯からの恐怖と動悸、悪夢、PTSD、過度の精神緊張、精神疾患、自死にまで至る精神的な症状と感情的な苦痛」をもたらすと指摘する。
社会心理学者クレイグ・ヘンダーソンは、被害者に共通する心理的影響を、①継続する感情的苦悩、②自信喪失、③逸脱感情、④自分を責める、など具体的に挙げている。

2.在日コリアン100名に対するヘイトスピーチ被害についてのアンケートで、約6割の人が恐怖や絶望を感じています。在日コリアンは、50万人以上いるため、この影響は非常に深刻です。

弁護士 上瀧 2015年より 引用開始
これは、在日コリアンに対する実態調査でも同様な回答がある。同アンケート調査は、ヘイトスピーチに直接、あるいはメディアで接した在日コリアン100名に対し、「そのときどう思ったか」と質問するが、この回答では「怖かった」47人、「絶望を感じた」24人、「何をされても(言われても)仕方ないと思った」2人であり、約半数が恐怖を感じたとしている。このアンケートの自由記入欄には、「体がふるえて、長くその場にいられなかった。」、「一番最初に感じたのは恐怖。日本でこのまま住み続けることに恐怖を覚えた。」という言葉が並ぶ。<引用終了>

【プラン】
1.ヘイトスピーチ禁止法を制定し、ヘイトスピーチを行った場合は刑事罰に処します。
また、親告罪とし、ヘイトスピーチ被害者である個人または集団の代表となる人が告訴することを前提とする。

具体的な定義は、以下の通りとする。
A.ヘイトスピーチの定義は、マイノリティ集団に向けて表現による暴力を行うこととする。
B.取り締まりは野外でのデモ、街宣活動に限り、出版物やネット、TV、ラジオは対象外とします。
C.マイノリティ集団の定義は、人種、民族など個々人により変更不可能な属性を持ち、かつ、社会の中で少数派の集団とする。
D.表現の暴力の対象範囲は、マイノリティ集団に対する、「①名誉棄損となる表現」、「②脅迫行為となる表現」、「③「○○民族をただき出せ」といった迫害となる表現」、「④「○○は皆殺し」というジェノサイド表現」の4つの区分に限定する。
E.真摯に政治問題、歴史的問題等を論じるものは適用しない
F.その他、必要な法的措置を行います。

2.深刻なヘイトスピーチを実施した団体及び個人についてはブラックリストに登録し、街頭デモを許可しないようにします。

【解決性】

1.法律でヘイトスピーチが禁止されることをで逮捕されることを恐れて、ヘイトスピーチは行なわれなくなります。

南メソジスト大学(アメリカ)教授 アンソニー・コルテーゼ(社会学) 2006年より和訳して引用開始

ヘイト・スピーチ規制法は、人種差別的扇動や行為に対して効果的である。さらに、その法律は言論の自由を喪失させることはなかった。ヘイト・スピーチ規制法は、違法行為を監視し、統計データを収集し報告書を作成、散布し様々な国民の取り組みを組織化することを容易とする。また、規制法は、悪名高いヘイト・スピーカーを起訴することにより、ヘイト・スピーチを抑止する力がある。<引用終了>

2.法規制により教育効果が発生し、ヘイトスピーチは許されないということが社会全体に認識され、ヘイトスピーチの被害が減ります。

弁護士 師岡 2013年 より引用開始
ヘイトスピーチの法制度を持つこと自体が、国がヘイトスピーチをはじめとする差別の違法性、すなわち許されないとする法規範を宣言することである。法規制が社会に啓蒙的・教育的な効果を持つことは、人種差別撤廃委員会も繰り返し指摘してきた。それまで文句を言う方がおかしいとされるほど職場に蔓延していたセクシャル・ハラスメントも、違法化により「許されない」との社会認識が一挙に共有されたことを思い起こしたい。<引用終了>

3.実際に日本のセクハラ件数は、男女雇用機会均等法のセクハラ防止対策が強化された2007年以降、減っています。厚生労働省HPによると、2007年には15,799件あった相談件数が、2014年には11,289件まで減っています。
同じ親告罪であり、内容的にも加害者の社会的な立場の強さを利用するという共通点のあるセクハラ規制は、日本で実際に効果を上げています。従って、ヘイト・スピーチ規制についても同様の効果が期待できると言えます。

4.プランにより、規制されているヘイトスピーチを実施を実施した個人及び団体は、デモを許可されなくなるため、ヘイトスピーチ被害は減ることになります。

以上より、2015年現在で183件行われているヘイトスピーチに対して規制を行うため、ヘイトスピーチ被害が減ります。

<肯定立論おわり>  


はじめての国会図書館

2015年09月18日

 いっちー95 at 10:28  | Comments(2)
国会図書館


今週月曜に、丸の内に出張があったので、終わった後に国会図書館に立ち寄ってみました。

地下鉄 丸の内線の国会議事堂前て降りて、歩いて10分くらい。衆議院議員会館前とかを通り過ぎるのですが、通り道に警備する警察官がいっぱいいる。夕方にはデモ対応で柵を作るために、もっとたくさんの警察官がいて、ちょっと独特の雰囲気でした。

ディベートの証拠資料探しで来てみました。今回のJDAの試合のテーマは「ヘイトスピーチを禁止する」。
ディベート道場のテキストである、苫米地英人「ディベートで論理的思考を手に入れる」の中で、苫米地さんが昔、国会図書館にこもって調査したというエピソードもあり、ディベーターなら国会図書館に行かないとみたいな憧れの気持ちがありました。
国会議員含め、政策を考える人が調査をするための場所みたいなんですよね。図書館カード作成、利用者登録はタダ。
写真1枚目のような広い空間に、圧倒されます。平日ですが、結構人多い。大学生も、ちらほら。





普通の図書館とはちがって、こんな流れで資料を入手します。
①パソコンで図書とか雑誌を検索して読みたい資料があったら、パソコン上で資料請求申し込みをします。雑誌10点、図書3点まで。
②申し込みすると、10分くらいで(時間は混雑状態による)国会図書館のスタッフの人が本を探してくれるので、カウンターまで受け取りに行きます。
③受け取った本を読んでみて使えそうなものがあれば、本の何ページから何ページか指定して、複写(コピー)の申し込みをします。
④15分くらいでスタッフがコピーをしてくれるので、終わったらカウンターに受け取りに行きます。1枚25円くらい。お金を支払います。僕は3000円分くらいコピーしました。

一番すごいと思ったのは、雑誌の記事などが記事単位でデータベース化されていて探しやすいことです。
今回、安藤さんというディベーターの人が、スタークラブ ディベート道場のメンバーに、A4 40ページくらい、約200件のヘイトスピーチに関する証拠資料集を送ってくれました。
テーマがJDAから発表されてから2週間でこれだけの証拠資料を集められるのが不思議でした。「部落と差別問題」みたいなマニアックな雑誌の目次は、グーグルで検索しても、うまくヒットしません。
でも、国会図書館のパソコンの検索ならサクサク出てきたので、この方法で探したのでは、と思いました。これなら、僕でも作れる!国会図書館すげ〜と思いました。

国会図書館は、政策について考えたい人とか論文を書く人にとっては威力を発揮しますが、何か面白い本ないかなみたいな人が、ふらっと来る場所じゃないかもしれません。僕もディベートやってなかったら縁がなかったと思います。




最後の写真は、近くの図書館で借りてきた本。国会図書館は、本の貸し出し自体は、できないです。